2013年11月アーカイブ

日時 2013年11月15日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上條三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -仲村渠節- 

季節は秋になり、肌寒くなってきました。
模合もかねた本日てんてんは人もおおく、外の涼しさよりはすこし温度があがっていたような気がしました。ライブ最初はいつものように御前風の2曲、かぎやで風と長伊平屋節ではじまります。 
今回のかぎやで風の歌詞は
「今日のてんてんや 二六九のライブ 三線ゆ弾きょて 歌て遊ぶ」 
私の訳だと 
「今日のてんてんは 269回のライブ 三線を弾いて 歌って遊びましょう」 
となるでしょうか。 
今回の古典のお勉強会の課題曲は仲村渠節です。 
仲村渠節は三線本調子における独唱曲の代表的な曲です。三線コンクールの最高賞の課題曲でもあり難しい曲という印象です。
まず歌詞を訳すると 
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仲村渠そばいど   → 仲村渠家の裏座敷の戸に
真簾は下げて    → 真すだれを下げておきます。
あにゃらはもとまば → そうだと思ったら
忍でいもれ     → 忍んできてください。

※訳は「沖縄三線 節歌の読み方(大城米雄 編著)」を参照しました。

この歌は伊江島の旧家である仲村渠家に美しい娘さんがいて、彼女が恋人との逢瀬のための思いを歌にしたものです。
山内先生の解説を聞くとわかりますが、歌う上における節入れの種類が多い上に、一つ一つが単独に存在するというよりも、各節が次の節と連携していて、それぞれの節の意味を理解して歌う必要があることが判ります。それらのことは最終的に歌の情感をだすために必要な声の出し方につながり、それらの知識、技術を習得することはかなり修練が必要だということが判ります。
さすがに最高賞の課題曲になるだけのことは有ります。
歌うためのテクニックとしてはネーイと息を抜くことと吐くことの大切がよく判りました。
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-- 演奏曲目 -- 
かぎやで風 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 仲村渠節
仲村渠節
出砂節
瓦屋節
湛水流-解説 
湛水流 諸鈍節 
野村流 諸鈍節 
屋嘉節
仲風節(二揚げ下出し)
述懐節(二揚げ下出し)
------------- 
今回は月1回の模合も兼ねてのライブでしたので、いつもより観客が多く、懇親会でも沢山のかたと鍋をつつきながらお話しができて楽しかったです。
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日時 2013年11月8日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上條三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -金武節- 
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いつものように冒頭は御前風の2曲、かぎやで風と長伊平屋節ではじまります。
今回のかぎやで風は
「歌と三線や 体果報やてど 弾きゆ遊びゆさ 君も我身も」
私の訳だと
「歌と三線は 体にとてもよいものだから。 三線を弾いて遊びましょう。 貴方も私も」
となるでしょうか。
今回の古典のお勉強会の課題曲は金武節です。 
この曲も上巻節の冒頭から7番と最初の方の曲であり、練習曲としてもよく歌われる曲です。
いかにも上巻節の端節(ファーブシ)らしい曲で、短いながら節回しなど独特なところがあります。
非常格調高い気がする曲調に対して歌詞の方はどうなっているかというと。
歌詞は「こばやきんこばに だけやあふそだけ やねやせらかきに はりやおんな」です。
訳すると

こばやきんこばに → クバの葉は金武で取り
だけやあふそだけ → 竹は安富祖で取り
やねやせらかきに → 骨組みは瀬良垣で
はりやおんな → 最後に張って仕上げるのは恩納で
※訳は沖縄三線 節歌の読み方を参照

この歌は昔沖縄でよく使われたクバの葉を使った団扇を製作するうえで、各地域がそれぞれどの作業を得意として分担しているのか、それを淡々と綴っただけの歌詞です。曲調が格調高いだけに、歌詞の訳を知ると、最初個人的にはその落差にびっくりしました。
地域はいずれも沖縄北部、山原(ヤンバル)とよばれた所もあり、那覇にすむ南部の人からも遠いイメージがありますが、往古の時代からしっかりとした人と産業のネットワークがあったことが、歌からもうかがい知れます。
これもまた古典のもつ琉球王朝が人々に王国として一体感をいだかせる一つのイメージ戦略があったということかも知れません。
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-- 演奏曲目 -- 
かぎやで風 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 金武節 
金武節 
仲村渠節 
出砂節 
湛水流-解説 
湛水流 ぢゃんな節 
野村流 ぢゃんな節
四季の喜び 
古見之浦節 - 唄:上條三枝子 
仲風節(二揚げ下出し) 
述懐節(二揚げ下出し) 
------------- 
本日のてんてんライブ、関西から衣笠美穂さんも来られました。今年の2013年度沖縄タイムス伝統芸能選考会「三線の部」でグランプリを受賞した方です。奈良から沖縄までわざわざ何回も来沖して山内先生の指導にて鍛錬して、今年栄えある賞を受賞されました。その行動力に感心しました。
もちろん懇親会ではいろいろ話をさせていただき楽しい一時を過ごしました。
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日時 2013年11月1日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上條三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -大兼久節- 
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てんてんライブの幕開けはかぎやで風、そして長伊平屋節です。
かぎやで風の歌詞は毎回変わりますが、今回は「朝夕しらくなて、迎える霜月や 歌い跳ね遊ぶ 館やぐと」となり、私なりの解釈だと「朝と夕方には肌寒くなりました。秋を迎えて 歌ってたのしく遊びましょう。ここはそういう場所なんですから」という感じでしょうか。
琉球古典音楽は歌詞を琉歌に基づいてるいるので、こういう替え歌がやりやすいという良い例かも知れません。
今回の古典のお勉強会の課題曲は大兼久節です。 
今回の解説は今までとすこし流れがかわって琉球古典音楽の曲パターンについての解説から入りました。全部で4パターンほどあり、
1.工工四上巻の端節におおい物、
2.音組織の中心を合から四にずらした中部位とよばれる物。
3.工工四中巻の昔節に多い物
4.野村流工工四には数は少ない中国渡りとおもわれる八重山音楽によくつかわれる物
などの解説が有りました。
大兼久節はそのなかでも3の大節によくみわれる音組織をもった端節だという事です。
大節の特徴が端節のようなあまり凝った節回しはなく、そのかわり音の高低差をよく使っている説明があり、上巻節の端節のひとつでありながら大兼久節が大節の特徴もった音組織で作られているということです。実際演奏してみると確かに細かい特徴がるというよりはゆったりとした緩やかな雰囲気をもった曲だということが判ります。曲の印象は曲自身がもつ音の基本パターンが深いところで影響しているいうのが、今回の解説でよく判りました。
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-- 演奏曲目 -- 
かぎやで風 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 大兼久節 
大兼久節
金武節 
仲村渠節 
湛水流-解説 
湛水流 首里節 
野村流 首里節 
でんさ節
古見之浦節 - 唄:上條三枝子 
仲風節(二揚げ下出し)
述懐節(二揚げ下出し)
------------- 
今日は神奈川からわざわざてんてんライブを聞きに元の三線教室の仲間が来ました。
なかなか古典のライブ、しかも細かい解説つきというのは聞くチャンスがないのでかなり刺激になったようです。
懇親会でもいろいろ話が弾みました。
いつも家の庭からもいで持ってくるシークワーサーですが、秋を迎え中身が黄色く色づき、甘みが出てきました。山内先生からはもうシークワーサー(酸っぱい)ではなくこうなるとクガニ(黄金)というんだと聴きました。なるほどと思いました。
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