2013年10月アーカイブ

日時 2013年10月25日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上條三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -辺野喜節- 
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てんてんライブの幕開けはいつものどおりのかぎやで風、そして長伊平屋節です。 
華やかで厳か、いつの時代からも続いているようで、刹那な芸術、琉球古典音楽というのは不思議な音楽です。 
今回の古典のお勉強会の課題曲は辺野喜節です。 
かぎやで風を始めとする御前風の一曲として弾く機会の多い曲だと思います。 
そして初心者が最初にぶつかる八の高音に悩まされる最初の曲かも知れません。 
特徴のある曲ですが、今回の解説でいろいろなことが判りました。 
そのなかでも眼を開かされたのはスカシビチーと琴の合奏についての可能性でした。 
スカシビチーというのは弦楽演奏における規則みたいなもので、簡単にいうと工工四の奇数偶数のますめにおける強弱の関係性です。その関係性をあらわす補完的な資料として、合奏される琴の工工四が比較例題として出されていて、スカシビチーの正しさを立証してます。 
しかし考えてみると山内先生がここでスカシビチーの正しさをアピールするということは、逆に現在の奏法としてスカシビチーが無視されているというこで、もし正しく三線と琴の奏者がお互いスカシビチーを理解、尊重した演奏をすればどれほど三線の音楽性が高まるかということです。 
実際今日の演奏を聞いて三線と琴の音が渾然一体となり非常に艶やかに響いてような気がします。 
琉球古典音楽の奥の深さを改めて感じました。 
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-- 演奏曲目 -- 
かぎやで風 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 辺野喜節 
仲間節 
仲村渠節 
赤田風節 
湛水流-解説 
湛水流 作田節 
野村流 作田節 
西武門節 
古見之浦節 - 唄:上條三枝子 
散山節 
仲風節 
述懐節 
------------- 
懇親会はいつものメンバーでしたが、山内先生の手料理と楽しい会話。 
充実した一晩でした。 
しかし島豆腐とスクガラス、シークワーサーの取り合わせは至福の一時でした。
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時 2013年10月18日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上條三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -くにや節- 
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本日も導入はかぎやで風節です。 
しかし歌詞は通常の「きゅーぬ ふくらしゃや~」ではなく「今日や楽々ぬ しんか揃えもの 歌い跳ね遊ば 酒も肴」という自作の歌詞です。 
毎回変わった歌詞でうたいます。最後に歌う仲風節もつねに本歌ではない別の歌詞で唄います。それらをスラリと特に気張るわけでもなく普通にうたう姿に、どれだけ歌いこなせばこう出来るのか、実に敬意に値します。 
今回の古典のお勉強会の課題曲はくにや節です。 
さすがの山内先生も前々回のライブから2回にわたり歌いこなすのに苦労をしている曲をあえて課題曲に選んでいます。 
こにや節、この曲もどちらかというとこれといった特徴がないように聞こえる上巻の端節の一つです。師事している金城先生にくにや節とはどういう曲かと聴いたら、あまり特徴がないのであまり好きでないとのことでした。いや正直なお言葉でした。実際普通にきいてなんかあまり印象にのこらない感じのする曲なんですね。 
曲の出自が大島のこにや村とのことで歌詞は 
「こにやの ほそなべが などはたかなちゆて わきてくごおわいべと ちやそひそはまひ」 
となります。 
意味は 

   - 歌詞 -           - 意味 - 
こにやの ほそなべが  (古仁屋の 腰が細い[スタイルが良い]ナベは 
などはたかなちゆて   自分がお高くとまって「島の若者たちには見向きもしないで」 
わきてくごおわいべと  書記補佐役人に 
ちやそひそはまひ    しょっちゅう付きまとっているよ。 

※沖縄三線 節歌の読み方 大城米雄 著より引用 

曲解説を聞いているとやはりとくに特徴的な部分が無い割に、カナ付とよばれる歌詞ひとつひとつの発声にたいして、非常に細かい節まわしがびっしりと書き込まれています。 

多分元の大島の方言なのか曲調がこのような細かい節回しに通じているのかも知れません。 
私も練習で一度歌いましたが、非常に難しいと感じました。 
古典は本当に、どの曲も歌い込むと難しと感じさせられます。 

これは私見なのですが、このこにや節のような離島やそのころ辺境だったとおもわれる北部山原などの歌が編曲されているとはいえ、数多く野村流の工工四には入っています。 
野村流の工工四といえば王府が公式にみとめた琉球国の正式な歌集です。 
これはやはり多くの島をかかえた琉球王朝が国民意識をまとめるための一つの政治手段として古典音楽を利用していたのだと思いました。 
琉球古典音楽とはなにか、単純な一つの問に対する、膨大な答えの一つかもしれません。 
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-- 演奏曲目 -- 
かぎやで風 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために こにや節 
仲間節 
仲村渠節 
赤田風節 
湛水流-解説 
湛水流 暁節 
野村流 暁節 
月の美しゃ節 
トゥバラーマ 
古見之浦節 - 唄:上條三枝子 
干瀬節 
子持節 
散山節 
二揚仲風節を遊ぶ - 仲風節 
------------- 
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今夜のてんてんは模合も兼ねてのライブでした。 
いつもより人数も多く、ライブ後の懇親会も楽しい会話が弾みます。 
もちろん先生手作りの料理の数々、自分の庭からもいできたシークワーサーを絞り込んだ泡盛の美味しさ。特に最近多量にとれるバジルをつかったドレッシングをかけた自家製野菜のサラダが絶品でした。 
耳に舌に実に良い一晩でした。
日時 2013年10月11日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上条三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -白瀬走川節- 
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てんてんライブは今回はいつもなら最初に演奏するかぎゃで風節をとばして長伊平屋節から始まりした。 
つぎにはじまったのは古典のお勉強会です。。 
今回の曲分析のお題は白瀬走川節です。 
野村流工工四の上巻節の一つでよく練習曲として演奏される曲の一つです。 
前半は演奏や発声技術の古典全般にわたる基本的な解説です。 
いつものようにスカシビチーなどの演奏法の基本について述べたあと、白瀬走川節について個別の解説に入ります。 
まず山内先生が一曲流してうたい、その後曲を一節ずつ細かくわかけて解説します。 
その説の特徴を解説したとどの部分が実際にそれにあたるのか、実際に先生が歌います。ときには解説の技法をつかった場合と使わなかった場合の2種類で歌いこなします。 
その精緻さと喉への負担をかんがえると本当に大変な作業だとおもいますが、とにかく勉強になります。 
白瀬走川節もやはり節の流れのなかに、この曲のテーマになっている美しい川の流れを思わせるような旋律があり、よくできた曲だと思いました。 
いつも思いますが、山内先生の解説などを聞いていると、上巻の端節は、その節回しなどに特徴がよくでている細かい吟を理解して、しっかり使わないと曲として成立しない場合が多いことをつくづく感じます。 
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-- 演奏曲目 -- 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 白瀬走川節 
仲間節 
仲村渠節 
こにや節 
湛水流-解説 
湛水流 諸鈍節 
野村流 諸鈍節 
鶴亀節 
古見之浦節 - 唄:上條三枝子 
干瀬節 
子持節 
散山述懐節 
二揚仲風節を遊ぶ - 仲風節 
------------- 
懇親会ででる料理は基本山内先生がライブの当日の朝から手作りしたものばかりです。 
野菜はてんてんファームで自ら育てたものが中心です。 
あれだけの曲を演奏して料理もうまい、いつもほとほと感心します。 
この晩も、私自らの庭からもぎ取ってきたシークワーサーを泡盛に絞り込んで、楽しい会話を楽しみながら素晴らしい一晩を過ごしました。
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時 2013年10月4日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上条三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -平敷節- 
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てんてんライブ恒例の企画、お勉強会。 
かぎゃで風節から入り長伊平屋節が歌い終わると、上條先生が退場して、山内先生1人が表に立ちます。100インチはあろうかというスクリーンを使いながら曲の解説をしていきます。 
今回の曲分析のお題は平敷節です。 
野村流工工四の上巻節、端節とよばれる曲の一つです。 
前半は演奏や発声技術の古典全般にわたる基本的な解説です。 
工工四における奇数偶数升について、発声における上げ下げ吟の喉使いについて、毎回同じようなことを繰り返し述べらています。逆にいうとそれだけ大事な概念であるということだと思います。 
後半が平敷節についてです。 
まず山内先生が一曲流してうたい、曲を六つにわけて解説します。 
プロジェクターに一つの工工四が映し出され、先生が歌い、それぞれの弾奏部分と歌唱部分の特徴的なところについて解説が貼ります。とくに吟、喉や息の使い方について、それぞれ一般的にもちいられている名称以外に山内先生が独自につけられた名称がおもしろく、実際非常に分かりやすなっています。「居し吟」「すくいがな」など実演しながらの技法の解説は本当にわかりやすいです。 
さらに工工四における不具合なところ「沖縄旋律においてはド(合)・レ(乙)・ミ(老)・ファ(四)のレ・ミの同時使いは無い。ド・レ・ファかド・ミ・ファのどちらかである」いう意味が、今回の指摘で実例としてよく判りました。 
山内先生の講義を通じて、平敷節は端節の特徴がよくでている細かい吟(居る吟やすくいがな)のつまった曲であるということが判ります。。
短いけど技術的に大節よりよっぽど端節の方が難しいという話の意味がよく判ります。 
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-- 演奏曲目 -- 
かぎゃで風節 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 平敷節 
つなぎ節 
白瀬走川節 
こにや節 
湛水流&野村流 ぢゃんな節 
祝い節 
古見之浦節 
散山述懐節 
二揚仲風節を遊ぶ - 仲風節 
------------- 
今回の懇親会の料理はいつもと同じようにご馳走が並んでいました。眼をひいたのはサラダの赤いミニトマト、実に可愛らしく華やかなに見えます。このサラダにかけるドレッシングが山内先生のお手製で、実に美味しいのです。緑色して内容をきくとてんてんファームでとれたバジルやリンゴ酢、シークワーサーなどが入っており、フレッシュでいながら甘ずっぱい上品な味なのです。 
そして揚げ物のゴーヤーの綿の天ぷら、珍しさだけではなく、なかなか美味しいのです。 
そとは台風の影響で強い風が吹いていましたが、心と胃袋がみたされるライブでした。
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時 2013年9月27日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上条三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために -早作田節- 

今回の曲分析のお題は早作田節です。 tenten-8001110-2013年10月02日 10時26分.jpg
早作田節の印象は一見すると簡単そうに思えるのに、実際演奏してみると難しいというものです。 
山内先生の分析によると、早作田節につかわれる節まわし自体は、他の端節とよばれる曲にくらべて比較的少ないとの事です。節回しが少ないのになぜ難しいかというと、三線の弾奏部分の音と発声部分の音の高さや節回しなどのタイミングが微妙にずれており、ややもすると三線に声がひっぱれてしまい曲の趣向がうまく表現できなくなるとの事です。 
琉球古典の難しさの一つに、演奏者は三線を弾いて歌わないといけません。通常は三線は歌の調子をとるための役目があリます。つまり三線は歌をリードして、歌いやすくするための役目があります。そのために三線と歌の進行は同じように設計されています。 
それに対して琉球古典音楽はわざと三線と歌の演奏を微妙にずらして、設計される事が多いです。 
早作田節の場合はただずらすだけではなく、そのずらし方に独特の妙趣があり、それが曲の特徴となっていると思われます。 
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-- 演奏曲目 -- 
かぎゃで風節 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 早作田節 
平敷節 
金武節 
つなぎ節 
湛水流&野村流 首里節 
古見之浦節 
散山述懐節 
二揚仲風節を遊ぶ - 仲風節 
------------- 
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懇親会の料理は山内先生の手になるもので、沖縄家庭料理を中心に玄人はだしの美味しいものです。しかも材料の野菜はおもに、てんてんファームと呼ばれる山内先生が有機栽培された物が多いです。ハワイからの留学生の方もきており、実に楽しい一晩でした。



時 2013年9月20日 
日 PM7:30 
歌・三線 山内秀吉 
琴 上条三枝子 
場所 首里山川町1-7 フローリスト花枝2階 
連絡先  090-1513-1285 meil tenten34@fs-hana.com 
お題 :世礼楽典を理解するために 謝敷節 
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今回の曲分析のお題は謝敷節です。 
謝敷節は工工四の上巻のなかでは、比較的早い時期に出会いました。 
そのときの印象はとにかくとらえどころない曲で、あまりおもしろくないなというものでした。 
実際その後あまり弾く機会もなく、印象にのこらない曲だったので、曲自体はずくに忘れました。 
ただそのころ師事していたM先生が、この曲は波の様子を表現しているという言葉だけが頭のなかに残っていました。 
山内先生のところで三線の練習中に、この曲を演奏した時、すぐにわかったのはこの曲が素人どうぜんだった私には特に印象がないとらえどころない曲とおもわせたのは、実は節回しや演奏技法など非常に細かい所で表現力を要求される難しい曲だったからで、自分の力不足が原因だったわけです。 
実際には今回のてんてんライブでの解説にありますが、曲の構成とか節回しが非常によく出来ていて特徴がないどころか、特色のある曲なんですよね。 
本日も実に勉強になりました。 
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-- 曲 目 -- 
かぎゃで風節 
長伊平屋節 
解説-世礼楽典を理解するために 謝敷節 
仲順節 
早作田節 
大兼久節 
湛水流&野村流 作田節 
古見之浦節 
散山述懐節 
二揚仲風節を遊ぶ - 仲風節 
------------- 
今回はてんてんで主催される月一の模合も兼ねていて随分大人数の会なりました。 
新しい方も見慣れた方も大勢きて楽しい会なりました。
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