2010年6月アーカイブ

 今日は6月15日、旧暦の5月4日です。糸満でハーレーが開催されます。
20100615_1.jpg 
 那覇では新暦の5月3-5日行われましたが、あちらたぶんに観光客向けのイベントの要素が強いですが、こちらはある意味本当の海人(うみんちゅ)たちの祭りです。 
この日は全琉でハーリーが行われます。 
 名称についてですが一般的にはハーリーですが、糸満はハーレーと称していて、それが公式にも認められいるそうです。 
 車で糸満ファーマーズまでいき、そこの駐車場からシャトルパスで糸満漁港のメイン会場にいきます。 
20100615_2.jpg
毎年ですが、平日なのにすごい数の観客がいます。 
この日は地元の小中高校は休みだそうです。 
20100615_4.jpg
写真でもわかりますが、ハーレーは非常に盛況です。 
20100615_3.jpg
 沖縄もこのハーレーが終わると梅雨があけるといいます。 
 今日は一日曇っていて、ハーレーを見終わった夕方に家に帰ると、本当にバケツをひっくり返したような豪雨になり、雷もすごかったです。散々な夕方ですが、これで本当に梅雨があけるのかもしれません。
20100615_5.jpg
 これでいよいよ沖縄も本格的な夏がはじまります。8月の新人賞まであっというまに2ヶ月ちかくになりました。時間がすぎるのが早い!!
 先週の11日はいつもの週末金曜日でライブ空間「てんてん」の金曜ライブにおでかけです。 
 今回のお題は「古典音楽の真髄を探る 湛水流と野村流の比較」という実におもしろそうな企画でした。 
 期待に胸を膨らませるも、外は梅雨の大雨がつづきます。 
 嫁さんがあまりに雨がひどいので、首里の高校に通っている娘のことが心配だから車で迎えにいきたいといいだしたのが、トラブルの発端でした。 
 よせばいいのに、同じ首里に娘の通う高校とてんてんはあるのだから、帰りにでもよればいいと運転手をかってでたのが運の月です。ライブは7時30分から開始ですが、1時間半もあれば大丈夫と6時に家を車を出ます。そのときにガソリンが残り少なくなっていましたが、この程度なら今まで結構な距離が走れたのは経験ずみだったので、あまり気にしていませんでした。 
 土砂降りの雨のなか、名嘉地の高速インターからあがった直後から車が混み始めます。数珠繋ぎになった車がどこまでもつづく高速道、沖縄でははじめての体験です。それでも豊見城インターをこえたあたりからなんとか車は走り始めます。ほっとしたのもつかの間、高速の南風原北インターをおりると、首里に向かう一般道は地獄の駐車場と化していました。 
降りしきる雨に、いっこうに進まない車の列、いつもなら20分でとおりぬける道が1時間たっても抜けられません。 
 時刻は刻々と過ぎていき、そとの土砂降りはますますひどくなっていきます。 
 娘の通う首里のK高校についたのはライブ開演まえの7時10分頃、そこから道に迷いながらもなんとか龍湛池近くのてんてんにたどりついたのはライブ開始の7時30分でした。 
 それでもなんとかたどりつき、奥さんとドライバーを交代して車を離れます。二人はこのまま家にもどり、私はこれからライブを2時間楽しむ予定でした。 
 店にはいると、私が入ってきたのが合図のように出演者や観客も会場の2階に上がります。 
 緊張がほぐれたのか急に小用をたすためにトイレにはいりホッとしている、携帯がなりました。 
「お父さん助けて・・・」情けない声は奥さんでした。一瞬事故でもおこしたのかと、焦ってしまいましたが、まだ元の場所にいるとのことです。 
 あわてて土砂降りのなか店をでます。すると出発したはずの車が店から道路を隔てた反対側に、来たときと同じように止まっています。運転席にかけよると、奥さんが「エンジンがかからない、ガソリン切れみたい」といいます。運転をかわり、キーをまわしてもたしかにエンジンがかかりません。一瞬頭が真っ白になりました。 
 そこからは土砂降りの中、手で車をおして、道路わきに車を避難させ、近くの理髪店に飛び込んで、ガソリンスタンドを探し、どこでも対応を断られたので、入っていた車の保険会社に電話して、ようやくレスキューを呼んでもらえることなりました。 
※いやーこのときほど車の保険に入っていて良かったとおもったことはありません。10リッター無料でレスキューまで対応してもらいました。すべてサービスです。ソニー損保偉い!! 

 私は連絡がとれたことを確認しててんてんの会場にもどりました。 
 ライブの内容は以下のとおり。 

第90回ライブ空間「てんてん」金曜ライブ 
「古典音楽の神髄をを探る 湛水流と野村流の比較」 
歌三線 山内秀吉 
箏   上條三枝子 

1 作田節(湛水流&野村流) 
2 早作田節(湛水流-下出・上出-&野村流) 
3 暁節(湛水流&野村流) 
4 揚作田節(湛水流-下出・上出-&野村流) 
5 仲風節・述懐節
20100611_1.jpg
 ライブは1時間半ほど進行していました。それでも湛水流と野村流の比較、実にすばらしい企画で楽しみました。 
 このあたりで奥さんからメールで車のほうは無事家にだどりついたとの連絡がありホッとしました。 
 もちろんライブ終了後の懇親会もいつもどおり楽しく、美味しい料理と会話で楽しみました。 
20100611_2.jpg 
今回観客できていた中部湛水流のK先生といろいろお話しをしていて、師事している大和のM先生のことを良く知っているとのこと。 
これも奇遇というか、やはりこの世界、広いようで狭いとあらためて感じました。 

 今回の教訓「ガソリンは少なくなったらすぐ補給」

ライブ空間てんてんブログ
 南島文化業書 「沖縄の古典芸能」 照屋寛善著

 沖縄にかえてきて、いろいろ沖縄の音楽を勉強したいとおもい、近くの図書館によってみて、郷土コーナーでたまたま手に取ったのが本書でした。
 内容は沖縄古典音楽について
 第一章 かじやでぃ風考
 第二章 組踊「萬歳敵討」考
 第三章 打組踊「しゆんだう」考
 第四章 琉歌と歌謡法
 第五章 十七八節考
などの章にわかれて著者の考えが述べられています。
 その述べられている内容をたどっていくとまるで推理小説を読んでいるようなスリリングな思いと、なぞが解かれたカタルシスを感じてしまいます。そんな思いをいだくのは、日々練習で古典曲を唄っている身にとって、本当にその意味を理解して唄っているかどうか、胸の中の常に感じている疑問に、すこしでも答えが見出せたと思うからでしょうか。
内容については、とくに第一・二・三章までのそれぞれの古典の曲の分析から、日本の古典文化、とりわけ能・猿楽・仏教などの影響の強さについてあらためて認識させられました。
 現代のようなマスコミやインターネットなど情報伝達手段がない時代に文化がどうつたわり、影響、継承されてきたのかと考えると一曲のなかにこめられた歴史に目もくらむような思いがします。
 第一章 かじやでぃ風考の「冠者の手風」の命名説や稲に対する思いの深さ。
 第三章 打組踊「しゆんだう」考の「醜女→別れた夫」を中心とした曲の理解やいままで見落とされがちだった囃子の重要性。
 第五章 十七八節考の仏教とのかかり。
などが今回とくに印象にのこりました。
 これらの説が正しいかどうか読んだ人判断によるでしょうが、沖縄の古典をやる者にとって一度は手にとって読んでみることをお勧めします。日ごろ曲解釈でいろいろ考えている人にとっては非常に刺激になると思います。
 あと私的には検証の意味も含めて、この本に取り上げられた過去の論説を探して読んでいくのも楽しい知の冒険の旅になりそうです。
okinawanogeinou20100613.jpg
6月にはいり、あいかわらず天気はいまいちの日がつづきます。 
4日は2週間ぶりの「てんてん」金曜ライブで首里にでかけます。 
20100604_1.jpg
本日は「古典音楽の真髄をさぐる」と題して 

1 作田節 稲まづん節 早作田節  
2 仲間節 仲村渠節 赤田風節 
3 首里節(湛水流) 本赤田花風節 
4 舞踊曲 むんじゅる 浜千鳥 
5 干瀬節 子持節 散山節 
6 舞踊曲 高平良万歳 

の各曲の演奏がありました。 
20100604_2.jpg
新人賞をこれから挑戦する自分にとってはいずれの曲も難しい曲にきこえますが、さすが山内先生はスラスラと歌いこなします。 
とくに5の2揚げ3曲については、かなり喉に負担がかかるはずですが、1時間半近い演奏をきっちり歌いこなします。 
とれだけ修練したらあのようなことができるのか。すごいです。 
6の舞踊曲 高平良万歳は今読んでいる古典の解説本「沖縄の古典芸能」照屋寛善著にかなり詳しく解説してありますが、なかなか面白い曲です。新人賞をのりこえたら、そのうちゆっくり研究してみたいです。 
演奏がおわりいつもの懇親会でいろいろな話の花が咲きます。 
20100604_3.jpg
戦前・戦後の南部、首里の話など、参考になる話を一杯きけました。

ライブ空間「てんてん」のブログサイト
http://tententen.ti-da.net/

5月30日の日曜日は野村流関東支部の総会です。 
前日はH氏のマンションにとめてもらい、今日はそのまま二人で川崎まで電車でいきました。 
12時すぎに川崎駅に到着、パス亭ちかくの海鮮どんぶり屋で昼飯をたべました。そのあと会場の県人会館むけのバスにのると、おなじ教室のお姉さま方に遭遇、にこやかに挨拶をかわします。 
中島交番前でバスを降り5分ほど歩くと、久しぶりの川崎県人会館にたどり着きました。 
DSC_0239s.jpg
時間になり開かれた総会では会計や年次報告があり、そのあとおさらい会がありました。 
久しぶりの大勢の演奏を聞いて、弾いてちょっと感激です。 
DSC_0242s.jpg
その後懇親会がひらかれ、食事をとりました。 
DSC_0243s.jpg
酒がも酌み交わされ、いよいよ座興の時間となります。 
今回の総会の参加の目的のひとつは、この座興の時間に新人賞でうたう伊野波節を独唱することです。 
参加の呼びかけにこたえて、同じ教室で今回初参加となるK嬢とともに舞台に向かいます。 
私はK嬢のあと2番目に舞台に立ちました。 
いならぶ関東支部の先生たちのまえで歌うのは久しぶりです。 
昨日喉の調子が悪いのに音高4でうたってボロボロでしたので、今日は音高を3に下げて歌います。 
結果はまあまあというところでしょうか。声はともかく、三線の演奏についてはかなり気をつけて弾いたつもりで、それなりの成果はありました。声の出し方については、やはりまだ節回しに問題があるようです。とにかく今回の旅行の大きな目的のひとつは達成できました。 
そのあとは安心して酒をのみ、2次会のお店でも楽しくはじけました。
先々週の土曜日29日にいろいろな用事にかこつけて神奈川に旅行にでかけました。 
主な目的は3月まで通っていた三線教室の先生と仲間にあい、教室主催のコンサートと流派の総会に参加するためです。 
神奈川に到着して前泊した宿からまずは教室の昼の稽古に向かいます。 
演奏会は夕方からです。 
それまで久しぶりに教室のみんなと三線の練習です。 
最近おもうのは、つくづく三線の趣味、とくに古典に関して独りで弾くことの楽しさです。 
よく民謡は聴く人のために、古典は自分のために弾くといいますが、沖縄にかえって古典を独りで弾いて練習すると心が落ち着きます。逆にいうとその分独りよがりの曲になる可能性があるので、余計に先生や他の方の意見を聞くことが大切だととくに感じます。 
この日は昼からだというのに、たくさんの生徒さんがきておられて、一緒に練習できて楽しかったです。 
しかし到着して一番に伊野波節を歌うも、喉の調子がわるくあまり先生からよい講評がいただけませんでした。 
体調管理も実力のうちなので、反省ものです。 
夕方になり、あらかたの生徒さんは帰るのですが、演奏会に出演するM先生とH氏、それに踊りのTさんと4人で教室をでて、会場に向かいます。 
電車を乗り継ぎついたのは小田急線の秦野駅、今日の演奏会の会場はそこから車で10分ほどのところにある中国料理店「洞天福地」にて第1回琉球音楽の夕べという題でもよおされました。
DSC_0165s.jpg 
会場には地謡でA氏や太鼓のFさんもきています。 
私はとりあえずスタッフとして会場の準備をしたり写真をとったりのお手伝いをします。 
やがて時間となり約2時間の演奏会が始まりました。 
演奏内容は少しかわりましたが、お知らせの内容は以下とおり。 

期日:2010年5月29日(土) 
第1部18時30分開演 第2部20時開演 
出演:大和市宮音会社中 

第1部 
かぎやで風・ごえん節・辺野喜節 
舞踊 かぎやで風 
松竹梅・夜雨節・浮島節 
舞踊 踊りくはでさ(四つ竹) 
なりやまあやぐ 
てぃんさぐの花 
舞踊 上り口説 
十九の春 
舞踊 貫花 

第2部 
渡りぞう・瀧落菅撹・安波節・湊くり節・中作田節 
舞踊 前之浜 
干瀬節 
子持節 
舞踊 浜千鳥 
春の踊り・江佐節 
涙そうそう 
舞踊 瓦屋節 
 
安里屋ゆんた 
舞踊 鳩間節 

みなさん熱演でしたが踊りのTさんの頑張りには頭がさがりました。 
DSC_0186s.jpg
演奏がおわり、お店から食事の提供があり、泡盛を飲んで演奏会の成功を祝いました。
DSC_0230s.jpg

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.13-ja

このアーカイブについて

このページには、2010年6月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年5月です。

次のアーカイブは2010年7月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。