2010年2月アーカイブ

 たまたま沖縄古典の唱法についてインターネットを探していたら興味深いサイトを見つけることができました。 
 みつけたファイルは次のようなものです。 
 「琉球古典音楽の唱法における発音・音声の研究野村流「工工四」における声楽譜、′大掛'について」 
 http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/handle/123456789/1538 
 これは琉球大学の運営する「琉球大学学術リポジトリ」というサイトの中にありました。 
このサイトはなんと、琉球大学のもつ教育研究活動の情報を収集・蓄積・無償で公開するというありがたいサイトなのです。 
 今回はその研究の成果のなかに野村流の「工工四」における声楽譜の大掛けの技法について調べた成果がのっています。 
大掛けとはどのような技法なのか、本来師匠のしたについて体でおぼえるものを、野村流の10名の師範の先生に対してできるうる限り科学的な手法とインタビューによってその実態にせまっています。 
 少し長いレポートでしたが、その結論は非常に興味深いもので、大掛けとはただ単に喉の声だけでだすものではなく、体の姿勢や曲による変化などいろいろ要素が組み合わされているできているとのものでした。一つなぞがとけたような気がしました。とはいえ大掛けは数ある声楽譜のなかの一つの技法にしかすぎないものなので、その他のもののことを考えると、やはり技の習得はなかなか大変なことだということがよくわかります。 

 しかしこの「琉球大学学術リポジトリ」というサイトは実にすばらしいもので、このファイル以外にも琉球大学所蔵で有名な伊波普猷文庫の書籍をPDFに保存したものも公開しており、なんと現代工工四成立に重要で文献によくでてくる「屋嘉比工工四」や「琉歌集-琉球百控乾柔節流-」・「おもろそうし」などの重要な文献も私たち一般のユーザー見ることができて、その方面に興味があり、勉強したいとおもっている人のとっては宝石箱のようなサイトです。 
いやほんとにいい時代になったものです。 

 しかしこんなサイトをみると、インターネットに接続できる人とそうでない人、さらにそれをうまく利用できる人との差に慄然としたものさえ感じます。
 昨日は習っている野村流三線教室の大先生である仲宗根忠治先生の米寿のお祝い(トーカチ)に参加しました。
 場所は川崎日航ホテルの12階宴会会場で午後5時からはじまりました。
 会場は150名近くは集まりましたでしょうか。
 議員さんの挨拶やら関東支部の偉い方の挨拶などがつづき、アヤカリ杯という儀式で大先生みずから代表のかたに甕から出した泡盛を注ぎます。
「あやかりたい」の音頭でビールなどで乾杯をしたあとは、華やかな三線・太鼓などの演奏で踊りが舞台で披露されます。
 舞踊の曲目は
  ・かぎやで風
  ・稲まづん
  ・鳩間節
  ・踊りくはでさ
  ・松竹梅
などです。日頃教室で弾いている曲ばかりですが、こうして踊りを目前にして聞く演奏はまた格別です。
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 式の構成ではコミカルな余興もあり厳粛ななかにも華やかで、気持ちの良いお祝いの式でした。
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