2009年7月アーカイブ

 今日は8月の新人賞の受験にむけて、使っている三線の整備をしました。

整備の目標は

1.正月に張った絃の張りなおし。
 ※当日切れたらいやですしね。
2.チーガーの蛇皮へのオイルの補給。
 ※4,5年やっていないかも。皮がそろそろカピカピになっています。見た目と多少の保護効果を期待してオイルの補給をします。
3.微かですが、ソーとチーガの間に隙間があり、ゆすると少しガタがあります。
 ※これを埋めて修正します。

 まずは三線を分解します。
 カラクイをまわして弦をゆるめます。
 三線はこれだけで大きく4つの部品に分かれます。
 ソー(棹)・チーガ(胴)・ティーガー(手掛け)・糸掛と絃(男絃・中絃・女絃)です。
 ソーにはカラクイが3つ付属しています。

20090727_1.jpg

1.正月に張った絃の張りなおし。
先月沖縄かえったときに買っておいた絃を付け直します。
一回張ったあと、指で伸ばしてテンションをかけます。
張りなおしたばかりの絃はどうしても伸びてしまいます。そこであらかじめ張った直後に弦を伸ばすのです。

2.チーガーの蛇皮へのオイルの補給。
 ネットなどでは、手入れのための油など塗らない方がよいというのが多いようですが、汚れ取りと多少のオイル補給ぐらいなら大丈夫でしょう。
 音色も古典はすこし落ち着いた音のほうが良いので、オイルの補給をしてあげた方が良いのではないかとかんがえています。
 木綿の柔らかいボロ布を用意して、オイルを浸します。薄くそれを皮に塗っては伸ばします。基本はうろこの目の揃っている方向に伸ばします。
 ◎写真2


20090727_2.jpg

3.ソーのがたつきの調整。
 微かですが、ソーとチーガの間に隙間があり、ゆすると少しガタがあります。
 ネットなどでは絃のテンションでソーとチーガは密着しているので気にする必要はないとなっていますが、やはりそこは気になるので、二つのつなぎ目で音に影響を与えないようにソーの裏側にセロハンテープを張ってがたつきを無くします。
 まあ自己満足なんでしょうけどね。

 すべてがおわり、再び三線を組み立て直したのが写真3です。
20090727_3.jpg

 気持ちの問題かもしれませんが、少し音がしまったような気がします。

 この三線は、その昔友人からソーが真っ二つに折れていたいたものを譲ってもらい、三線屋で接着してもらって使っています。
 今回はソーをはずした心の部分にこれまでの修理したお店と日付が書いてありました。
 この三線の歴史のようなものです。
 92年の8月14日と記述があるのはソーを接着して修理したの日付です。この時点で17年前となります。
 心にはさらに古い昭和48年9月(1974年)の日付もあります。これがこの三線の製作年代だとすれば35年前の作品です。
 ずいぶん長い年月たったものだとおもいます。もともとの持ち主は友人のお父さんとのことですが、名前が違うのでたぶんいろんな人の手にわたってきたものだと思います。
 本来なら長い歴史の終わりに二つの折れたわけで、もしかしたらそのままごみとして寿命をまっとうしたかもしれませんが、今は私の腕の中で再び美しい音を奏でてくれます。
 実は沖縄の実家にはもう一本三線が置いてあります。こちらも買ったわけではなく、親父の形見の三線で、今の僕のものです。
 いずれも手に入れたときには表面がボロボロでしたが、となりにある三線屋で表面の漆を塗りなおしたら新品同様になりました。
 手持ちの三線も実家の三線もこれまで長い年月使いこまれてきて来たものですが、これらも僕が使い続け、できれば子供に譲っていけたらと思います。
 そしてこの三線で来月の17日には新人賞を受験します。できれば私の喜びの声を、この三線の歴史の一つとして刻み込むことができればと思います。

 野村流新人賞は8月17日の受験です。
 うちの教室は本日7月26日が最後の特別授業でした。
新人賞をうける受験生のための特訓用の授業です。受験生がそろっての大和の特訓はこれが最後です。
 午後2時に教室に8人の生徒があつまります。
 声慣らしに、かぎやで風・ごえん節・びぬち節をうたい、全員で音高2で2回伊野波節を唄います。
こえならしの時点で喉の異常がわかります。
 昨日は新宿の沖縄フェスタをみにでかけ、伊勢丹デパートの屋上で酒をのんでは大きな声で話をしていました。その影響が今日でています。
 やがて独唱の時間になります。
 仮の舞台がわりのスペースに座布団が一枚、これまで数回おこなった練習どおりに舞台袖から挨拶をふくめて独唱します。
 私は恥ずかしながら、二節の7と8の音が、喉が枯れてでてきません。
まあ歌自体はなんとか終わり6分30秒近くでまあまあのスピードです。
 先生から弦の間隔にばらつきがあることと、各節の終わりの言葉尻が長すぎると指摘がありました。直接先生からお叱りの声はなかったのですが、もちろん声が枯れているのは、指摘の以前の問題で自己管理ができていないということです。あとは流派の受験前の最後の行事である壮行会で挽回するしかありません。
 特別授業がおわり、大和の町に繰り出します。
 近くの中華屋で打ち上げをおこないました。
白乾というコーリャンでできたお酒をのみました。
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香りがなんともいえずきついです。決して悪い香りではないですし、味も悪くないのですが、あまりの香りのきつさにたくさんは飲めません。

 午後も8時前になり店をでて阿波踊りをみて通ります。なかなか熱狂的で素敵です。沖縄のエイサー踊りとはまた別のたのしさがあります。

   

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 阿波踊りをみながら駅近くのもう一件の店に向かいます。
 いつも利用しているぽん吉です。餃子がうまくて値段がやすいです。


3.jpg

 今日はここで9時すぎまで食べて飲みました。
 いよいよ受験もあと3週間近くになりました。
 去年の12月に思い立ってからあっというまの月日です。あともう少し、合格に向けてがんばりたいと思います。

12月から始めた伊野波節の練習がとうとう1000回をこえて、今日で1005回となりました。
7ヶ月かかったことになります。
始めた頃の課題は
・工工四の暗譜。
・音高3で八の音を出すこと。
・手の振りの取得。
・曲の長さを6分過ぎまでのリズムで歌うこと。
などはすべてクリアできました。
特に声は高いところで4音上げることができました。
始めた頃はチューナーでDからD#がやつとだったのがいまや普通にGがでます。50を超えたおっちゃんでも、ちゃんと成長するようです。
受験日と受験番号がきまりました。
8月17日です。
音高は3でほぼ決まりです。あとしばらく時間がありますので、あとは回数ではなく、音の精度を上げていこうと思います。
がんばです。犬

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